夫婦の食卓+2

夫婦の夕食

【夫】
うむ。やまと芋うまい。味が濃い。ごはんにかけて食べる。
しかしまあ、こういうのは、ちょっと食べるからおいしいんであって、いくらおいしいからと言っても山ほど食べてはいけないな。
なめたけなんかもおいしいけど、山ほど食べたら、
……おいしいな。
何を言いたいかわからなくなりました。

【妻】
「豆腐のくずあんかけ」「やまと芋の浸し」「きゅうりとだいこんの和え物」「ホウレンソウの浸し」「ごはん」「わかめスープ」
くずあんかけにしようと思ったら片栗粉がなかった。
片栗粉がなかったけど本葛粉があったのでつかったみたんですが、本葛粉って結構高くて、高いのでつかうので腰がひけてしまいちょっとけちったらあんまりとろみがつかなくって、葛粉つかった意味が完全になくなった。
本物使ったのにクオリティが下がるパターンのヤツ。

夫婦の夕食

【夫】
鶏しか食べられないのに頑張るなぁ。
カプレーゼを鶏でか。あると思ます。
でも鶏がわりとしっかりしているのに対してトマトがやわらかいので、受け止めきれていない。二つを繋ぐ何かがほしい。
まだまだだね。

【妻】
先日いい感じのバジルの苗がいい感じの値段で売っていたので即買い。大きく育つように大きめの鉢に植え替え。数日後、元気に育っている模様。
なんですが、他のプランターにもバジルが…
去年植えていたバジルのタネが散り自生している模様。
買ってきたバジルをしのぐ勢いで…。
せっかく買ってきたのに…
「鶏のカプレーゼ風」「グリーンサラダ」「海老とブロッコリー、カリフラワーのサラダ」「ごはん」「コンソメスープ」

夫婦の夕食

【夫】
塩とねぎで食べるとうまい！なんでも塩で食べるとうまい！
妻の自家製豆腐って、失敗することもあるけど、今日は成功してるな。濃くて堅くて、おいしい。
お酒のつまみでもよかったかな。

【妻】
以前自家製豆腐にしたら全く固まらず大失敗。
悔しいので今度は豆乳とにがりがセットになってるヤツでやってみた。
ホントはこういうセットになってるやつを混ぜるだけみたいなやつってなんかちょっと悔しくてヤなんだけど。
失敗の原因を確かめたかったってのもあって、やむなし。
「自家製豆腐」おいしいです。多分豆乳がおいしいんだ、これ。
多分にがりがふるかったんだ、前の。
たぶん。
「自家製豆腐」「野菜炒め」「かぼちゃサラダ」「ごはん」「すまし汁」

夫婦の夕食

【夫】
なんちゅうもんを食わせてくれたんや……なんちゅうもんを……。
子供の頃しょっちゅう食べていた山芋。今までずっと、都会の山芋はさっぱり味だなぁと思って生きていたのですが、今日はじめてわかりました。子供のころ食べていたのは、「やまと芋」。
この、濃い味、香り、苦み、えぐみ……。何もかもが懐かしい。田舎を思い出します。
ちなみに、山芋もやまと芋もあんまり好きじゃありません。

【妻】
たいてい調理もしやすいし味も癖が無く手に入りやすい、お値段もお手ごろな長いもを使用するのですが、珍しくやまと芋の方が安かったので買ってみた。
やまと芋だったらトロロだろうな～と思いながら、夫さんはトロロがいまいちなようなので浸しに。
食べた途端夫さんがあまりに驚いたのでこっちが驚いた。
長いもの浸しを好きだと思っていたら、長芋もやまと芋もどっちも好きじゃないって言われてもっと驚いた。
「鯛のあら煮」「やまと芋の浸し」「いんげんのピーナツ和え」「キャベツと人参の土佐和え」「ごはん」「すまし汁」

夫婦の夕食

【夫】
うちって全然イベントやる家じゃないんですけど、子供がうまれたので、今後はイベント的なものどんどんやらなきゃいけない気がする。
近年突如として言われ始めた、「七夕には笹かまぼこ！」キャンペーンにものらねばならない気がする。
ホブスボウムとレンジャーを引用せねばならない気がする。

【妻】
スーパーに行ったらあたりまえのように「七夕は笹かま！」ってなっていた。
行事食的なものに消極的な夫さんにおそるおそる、夕食七夕そうめんでいいかな？といったら、あっさりＯＫがでた。
風向きがよいのでそのようにした「七夕そうめん」「笹カマ」「冬瓜のくず煮」「ごぼうサラダ」
子供あやしたり冷蔵庫の在庫調整したり、なんだかんだしてたら「七夕そうめん」というか、ただの「色々具のせそうめん」になってしまった。
子供が大きくなったら「七夕そうめん」の人参は星型にしてあげようと思います。

夫婦の夕食

【夫】
妻が食事制限なので鶏ばかりです。
でもそれが功を奏して焼き鳥。今日は焼き鳥。
しかも妻が食事制限なので私が多めに焼き鳥。
ビバ！

【妻】
鶏ばかり食べていたら夫さんから、たまには鶏以外が食べたいといわれた。
そうだよね、今日焼き鳥だよ。といったらひゃっほう、といわれた。ちょろいぜ。
食事制限で食べれないとり皮あげたらひゃっほう、といわれた。安いぜ。
焼き鳥は基本胸肉。「ねぎま」「胸」「かわ」の三種。あとは「居酒屋さん風サラダ」「ごはん」「わかめスープ」
サラダはお店だとおそらく２～３人分使用ですが、我が家ではこれで一人前です。

夫婦の夕食

【夫】
とうがん……うまい……。
大人になって味覚がどんどん変わってきていて、子供のころは存在意義さえわからなかった渋いものがどんどん好きになってきています。
ひじきとか。
切り干し大根とか。
今日はとうがん。とうがんおいしい。こんなにおいしいなら、昔からとうがん好きになっていればよかったのに。
あ、刺身もおいしいです。

【妻】
夏になると冬瓜が安くなってうれしい。
妻は子供の頃から冬瓜が好きでした。妻の実家ではツナと一緒に煮るのが定番でしたが、かにあんかけにであってからはかにあんかけかくず煮が定番です。
子供の頃は、冬瓜っていうか一緒に煮ているツナが好きだった気がします。今は純粋に冬瓜が好きです。
歳を取るとツナは強すぎるのかもしれません。
「とんぼまぐろの刺身」「冬瓜のかにあんかけ」「いんげんの胡麻和え」「長芋の浸し」「ごはん」「なめこ汁」

夫婦の夕食

【夫】
最近の食卓は「食事制限のある妻がどれだけチャレンジするか」というテーマになりつつあります。今日の夕食は禁断の揚げ物。
いずれにしても、豆腐うまー。野菜うまー。

【妻】
食事制限をがんばってきたおかげか、かなり調子がよい。
助産師さんとも話して、少しづつ食べれるもの探ってみようってことに。
とりあえずリスクの低い、植物性油の揚げ物から再開。大丈夫みたいです。
「夏野菜と揚げだし豆腐のみぞれだれかけ」「トマトサラダ」「白菜のゴマだれかけ」「ごはん」「味噌汁」

夫婦の夕食

【夫】
今日も鶏。でもだいぶ趣が違うな。
何か妻が唐揚げ唐揚げ言っていたように思うが気のせいか。唐揚げとはだいぶ違う。
でも油＋鶏であることには間違いない。
毎日鶏でもいいな。きっと飽きない。きっと妻のほうが先に飽きる。

【妻】
豚唐醂の鶏版みたいなやつ作ろうと思ったんですが、途中まではいい感じにできたのですが。ちょっと早めに出来上がっちゃったので食べる前に温めなおしたらなんかベタッとなった。がっかり。
豚唐醂は豚の唐揚げを甘しょっぱく仕上げたもので、油醂鶏のすっぱくない版みたいなやつです。色々うまくいかなかった結果、甘じょっぱくなんかべたべたしてる点だけ採用された模様です。
「鶏唐醂」「なすの香味酢漬け」「もやしのチリソースサラダ」「ごはん」「すまし汁」

夫婦の夕食

【夫】
また塩麹の鶏のやつだな。
うまい。
妻は朝食にもこれらしきものをよく食べている。うらやましい。
僕だって朝食にハンバーグばっかり食べているから負けてないぞ。
というか妻は食事制限がかかっているので鶏くらいしか食べられないので、本当はうらやましくありません。

【妻】
妻が朝食べているのは「鶏ハム」
夜出しているのは「鶏の塩麹漬け」
両方とも塩で漬けこんだ鶏肉を加熱したものだけど。
だけど、朝食べるのは塩と胡椒で漬け込んだ「鶏ハム」。夜食べるのは塩麹で漬け込んだ「塩麹
漬け」。「塩麹漬け」は濃厚すぎてちょっと朝食には強すぎるのです。
鶏ばっかり食べてるので微妙な違いにも繊細になります。
「鶏の塩麹漬け焼」「温野菜サラダ」「なめこおろし」「ごはん」「味噌汁」